もみの木ケアプランセンターでは「BCP(業務継続計画)の基本」について学びました。
BCPとは自然災害や感染症まん延などの緊急時に際して、事業の継続や早期復旧を可能とするために、平常時の対応や緊急時の対応などをまとめた計画書のことです。介護サービス事業所を対象に、令和6年4月からはこのBCPの計画書作成や、それに基づく研修・訓練の実施が義務付けられます。弊社では、この計画書はすでに作成しており、研修や訓練も定期的に実施していますが、実地訓練等を行うたびに新たに気付くこともあるため、常に再検討しブラッシュアップしていく必要があります。
また、緊急時には職員の多くが出勤できない状況に陥ることが想定できます。出勤できる職員が限られる状況で、どのように役割分担を行い、業務を継続できるかを検討することが非常に重要です。平常時から「いつ何が起こってもおかしくない」という危機感を持って業務に当たることで、職員のリスク管理に対する意識が高まります。今後も研修や訓練を通して、チームワークを高めていきたいと思います。
もみの木相談支援センターでは「ストレスケア」についての勉強を行いました。
ストレスと上手に付き合っていくには、まずはストレスのサインに気付くことが大切です。
心理面・・・不安・イライラ・集中力低下・強いプレッシャー
行動面・・・ミスが増える・会話が減る・タバコやアルコールが増える
身体面・・・肩こり・頭痛・腰痛・めまい・胃痛・不眠 など
うまくストレスを発散している人は、ストレスのサインに気付くと、自分流のストレス発散法を実践して、心のエネルギーを充電させているといいます。趣味や運動、質の良い睡眠など、仕事以外の時間を有意義に過ごすことで、ストレスとも上手く付き合っていきたいと思います。
今月はつばきの機能訓練士も交えて「体力測定」について学びました。
シニアコミュニティーもみの木では半年に一度、以下の項目を測定することで利用者様の体力水準を把握し、生活機能拡大に活かしています。
①握力・・・日常生活動作において、握ったり掴む動作に必要
②片脚立位(開眼)・・・両手を腰に当て、片脚を5cm上げている時間を測定
③歩行速度(TUG)・・・転倒リスクの高い方を判断するために歩行速度を測定
④下腿周径・・・全身骨格筋量や栄養状態の指標として、ふくらはぎの最大周径を測定
運動器の機能向上を図ることで”できる”体験を多く積み、本来のその人らしい自己認識を維持できると、人生の充実度や幸福度が向上します。今後も利用者様の生活が豊かになるように身体・精神など多様な側面から積極的な支援を行っていきたいと思います。
認知症の方は、さまざまな理由から”かたくなな気持ち”になることがあります。今回は、日々の関わりの中で認知症の方に対して行ってしまいがちな「NG対応と、安心できるポジティブ対応」について、チェックリストを使用しながら学びました。
<NG対応リスト>
・挨拶せずにケアに入る ・大きな声で話しかける ・無言でケアをする など
<ポジティブ対応リスト>
・会話のはじめに相手の名前をつける ・優しいトーンでゆっくり話す など
まずはNG対応リストで見直すべき点を確認したのちに、ポジティブ対応リストで今後行うべき対応方法を学びました。チェックリストを使うことで、自分が行っている支援の振り返りを客観的に行う事が出来ました。今回学んだ事を繰り返しチェックすることで、今後の支援に活かしていきたいと思います。
おひさまでは「冬に流行する感染症の対策」について勉強会をしました。
ウイルスは気温15度以下、湿度40%以下の環境になると、表面の水分を失い、空中に浮遊しやすくなります。それによって生存時間も長くなるため、冬は感染症が流行しやすいと言われています。また、冬は寒さや乾燥によって人の体温も下がりやすく、それにより免疫力が低下し感染しやすい体になります。
<冬に流行する感染症の症状>
・風邪・・・鼻水・鼻づまり・喉の痛み・痰・発熱・咳・くしゃみなど
・溶連菌感染症・・・発熱・喉の痛みや腫れ・発疹・イチゴ舌・腹痛・吐き気など
・マイコプラズマ肺炎・・・発熱・全身倦怠感・頭痛・乾いた咳など
・感染性胃腸炎(ノロ・ロタ)・・・嘔吐・腹痛・下痢・発熱など
この時期、まだまだコロナ感染症やインフルエンザなどが流行しています。日頃から感染症への抵抗力をつけ、寒さ対策をして免疫力を高めていきたいと思います。