もみの木ケアプランセンターでは「アセスメントの基本」について学びました。
私達ケアマネジャーには、利用者様のケアプランを作成する上で最低限聞き取らなければならない標準的な項目が定められています。利用者様やご家族等から聞いたそれらの情報を繋ぎ合わせ、ケアマネジャーが専門職として判断・分析したものがアセスメントです。
<情報収集のポイント>
・情報収集したい内容や必要書類等を事前に伝えておく
・面接を重ねることで、信頼関係を構築しながら情報を聞き取る
・相手の言葉や気持ちなどを深く理解するため、まずは傾聴する
・金銭的な話などのデリケートな情報は、自然な会話の流れのなかで聞き取る
・観察力を研くことで、環境要因による困り事やリスク等を把握する
利用者様やご家族の状況や環境の変化に合わせて質の高い情報を集め続けることは、最適なケアプラン作成に繋がる大切な業務です。今回学んだことを活かし、利用者様のニーズに合った支援を行っていきます。
もみの木相談支援センターでは「カスタマーハラスメント(カスハラ)の9つの分類」について学びました。
カスハラは、利用者様側の行動や発言のパターンにより、以下の9つのタイプに分類出来ます。
これらのタイプは重複することもあり、その場合はカスハラの深刻度がより高い状況となり、サービスの提供が難しくなることがあります。
①長時間拘束 ②暴力 ③呼び出し ④無理難題 ⑤暴言
⑥威嚇・脅迫 ⑦権威 ⑧SNS攻撃 ⑨セクハラ
カスハラになるか、ならないかは受け手の感じ方によって様々です。利用者様との関わりの中で、これ以上はハラスメントになってしまうと感じた時には、客観的な判断を行うためにも、一人で悩まずに会社に相談を行うことが重要です。逆に利用者様に対してハラスメント行為を行わないために、私達相談員も行動や言動に十分注意して支援を行っていきたいと思います。
気温の高い夏場は汗をかいたり、エアコンの冷気や強い紫外線にさらされるなど肌にとって過酷な季節ですので、今回は「夏の皮膚トラブルとその対策」について学びました。
<夏の皮膚トラブル>
・汗疹・汗荒れ・・・汗に含まれるアンモニアなどの成分による刺激で肌が荒れる
・虫刺され・・・原因となる虫の種類や腫れ方などの症状によって治療法が異なる
・冷房や紫外線による乾燥・・・エアコンの冷気、紫外線を受けた肌は乾燥しており
かゆみを引き起こす。
<対策>
・皮膚を清潔に保つ ・保湿を行うことで乾燥を防ぐ ・かゆみがある場合は、掻きむしらず冷やす
・紫外線対策(日焼け止めクリーム、帽子、長袖シャツ着用など)を行う
デイサービスでは、入浴時や物理療法の器具装着時などに、肌が見える範囲で利用者様の皮膚の様子を確認しており、皮膚トラブルがあった場合は、看護師から薬の持参を促したり、必要に応じて病院受診のお願い等を行っています。また、掻き傷・掻き癖がある方にはこまめに爪切りを実施し、エアコンが苦手な方には汗疹等が出来ない様に、ご自宅でエアコンや扇風機の使用を勧めるなどしています。デイサービス以外の場所での生活にも目を向けた声掛けを積極的に行い、利用者様が夏を快適に過ごせるよう工夫していきます。
言葉の獲得は、生活や遊びの中で、周囲の物や人に興味を持ち、他者に何かを伝えたいと思う気持ちが土台になります。子ども達がその思いを言葉で表現出来るようにするには日頃からの関わり方が大切ですので、今回は「語彙を引き出す関わり方」を学びました。
<遊びで語彙を増やすために意識したいこと>
・生活の中の身近な言葉から触れていく・・・名詞→形容詞・動詞の順に身に付く
・繰り返し遊びながらやりとりを楽しむ・・・言葉や社会性が育つ
・共同注意で言葉と物を対比させる・・・大人と子供が同じ対象に注意を向けその対象や出来事に対する
認識を共有する(例)車を指さしながら「ブーブーだね」と言う
・五感を刺激し、感覚を言葉にする・・・様々な感覚を体験することで「ふわふわ」「冷たい」
「キラキラ」など感覚と言葉が結びつく
周りのものや人に興味を持つことで語彙は増えると言われています。日常生活で積極的に言葉に触れる機会を増やし、会話を通じて楽しみながら言葉を学ぶ環境を作っていきたいと思います。