もみの木ケアプランセンターでは、介護支援専門員の筆記試験に合格した2名の実務研修の実習の受け入れを行うため、事前に実習内容の確認等を行いました。
実習に当たっては、一つの事例だけではなく、複数の事例についてを経験することが重要ですので、アセスメントからモニタリングまでの一連のケアマネジメントプロセス(同行等による利用者様の居宅訪問、サービス担当者会議開催のための準備や当該会議への同席)を経験してもらいました。実際にケアマネとして仕事をし始めると基本一人行動となるため、実習生にとっては他のケアマネのやり取りを学べる重要な機会となります。
また、私達も実習生の方々に教えることを通して、初心に帰ることが出来、曖昧な知識の再確認も行えました。人に教える経験は『相手の立場になって考える』『話をわかりやすく簡潔にまとめる』などケアマネの実務にも必要な能力が鍛えられます。今回の実習にて訪問させて頂いた方々、この度はご協力頂き、誠にありがとうございました。この経験を今後のサービス提供に活かしていきたいと思います。
もみの木相談支援センターでは「子供の感情コントロール」について勉強会を行いました。
子供は感情のコントロールが苦手です。
感情のコントロールができない怒りっぽい子供の特徴として以下の5つがあります。
①感受性が強い・・・周りの感情を敏感に察知するため、頻繁に怒りの感情を感じる
②ネガティブ思考が強い・・・常に不安や怒りの感情があり、些細なことで爆発する
③好き嫌いが激しい・・・物事の判断基準が白か黒しかなく、受け流せない
④コミュニケーションが苦手・・・自分の思いを上手く言葉にできず、わかってもらえない
⑤思い込み・こだわりが強い・・・社会性が年相応に発達しづらく、周囲との摩擦が絶えない
感情のコントロールが出来ない原因や対応は、年齢(2歳:イヤイヤ期、6歳:小学校就学直後など)によっても異なります。アンガーマネジメント(怒りを感じにくい思考方法、自分も周りも傷つけない怒りの表現方法)を試し、本人が「これはいい」と思える方法を一緒に探っていけるように支援していきます。
シニアコミュニティーつばきでは「介護職のストレスマネジメント」について勉強しました。
介護職のストレスマネジメントとは、介護職が日常業務や職場環境に伴うストレスに対して原因を理解し、適切な対処法やケアを意識的に行うことです。
<介護職がストレスを溜め込むことで起こり得ること>
①不適切なケアに繋がる可能性
②介護事故に繋がる可能性
③チームワークへの影響
<介護職ストレスマネジメント(ストレス解消法)>
①趣味や気分転換をして楽しむ
②適度な運動
介護職にとってストレスは避けられないものかもしれませんが、過剰なストレスは健康に悪影響を及ぼすだけではなく、介護の質にも悪影響を与えます。介護職には「利用者様の笑顔や喜びがやりがい」という方が多いですが、利用者様の笑顔を引き出すためには、自分自身が笑顔であることが大切です。自分自身を大切にし頑張りすぎないように、上手にストレスマネジメントを行っていきたいと思います。
今回は「すぐに泣いてしまう子の対応」について学びました。
子供にとって、泣く行為には発達上の意味があります。
・まだ言葉を十分に使えないため、空腹や疲れ・痛みなどを周囲の大人に伝える手段
・喜び・悲しみ・怒りなどの感情表現
・発達障がいの特性により、日常的に強いストレスを感じている
・思い通りに出来ない、失敗を気にすることで感情のコントロールが出来ない
泣くこと自体は、周囲に助けを求める大切なサインでもあるので、無理に止める必要はありません。
しかし、泣いている理由を探ることは重要です。泣きたい気持ちや不安に寄り添いながら子供の気持ちを言葉で代弁し、なぜ泣いているのかを子供自身が理解出来るように教えていく必要があります。
子供が自分で出来る事と、サポートが必要な場面を整理したり、クールダウンできる場所を確保するといった環境の調整も大切です。小さな成功体験を積み上げて、自尊心を育める関わりを心掛けます。