もみの木ケアプランセンターでは「ターミナルケア」について学びました。
ターミナルケアとは、病気で余命わずかの人をはじめ、認知症や老衰の人達が、人生の残り時間を自分らしく過ごし、満足して最期を迎えられるようにすることが目的であり治療による延命よりも、病気の症状などによる苦痛や不快感を緩和し、精神的な平穏や残された生活の充実を優先させるケアのことです。
入院している方が、残りの人生を自宅で過ごしたいと希望された時、ご家族など頼れる身近な方がいない場合であっても、様々な医療・介護サービスを受けることで、その希望を叶えられるかもしれません。訪問看護や訪問介護などの訪問系サービスを上手くケアプランに反映させるなど医療と介護のサービス提供事業所が一致団結することは、ご本人の意思を尊重する足掛かりとなります。今後も事業所間の架け橋としての役目を果たし、利用者様の人生に寄り添っていきたいと思います。
もみの木相談センターでは「精神疾患がある方に対しての関わり方」について事例を交えて勉強しました。
基本的な考え方や寄り添い方については、精神疾患の解説等に書かれている内容に沿って、ある程度は対応可能ですが、利用者様それぞれの性格やその時の状況によっては、セオリー(確立された方法)とは真逆な声掛けで状態が好転することもあります。
複数の事例を深掘りしていくと、個々のケースに合わせた支援を行うためには、相手の状況を見極めるための観察眼が必要であり、それには知識や経験値が求められるということがわかってきます。私達は事例検討会の際に、他の相談支援専門員がどのような考えで動くのか、どのような選択を行っているのかを学び、お互いの知識を高め合う良い機会としています。
基本の対応方法が土台として備わっているからこそ、相手の状況に合わせて対応を変える事が出来ると思います。今後も基礎の勉強を疎かにせず、より良い支援が行えるようにしていきたいと思います。
シニアコミュニティーつばきでは「介護現場でのハラスメント」について勉強会を開催しました。
ハラスメントとは相手を不快にさせる言動によって苦しめたり、悩ませたりする行為全般を指します。例えば、相手の尊厳を軽んじた発言・圧力を与える態度等故意的な行動はもちろん、たとえ無意識であったとしても不用意な言動で相手を傷つけてしまった場合は、それに該当します。その為、男女雇用機会均等法・労働施策総合推進法・育児介護休業法等、予防・対応に必要な措置を講ずる事を事業主に義務付けています。介護現場で働く職員がハラスメントの定義や違法性を理解する事により、適切な行動基準を守る事ができ、これにより法的トラブルや組織へのリスクを軽減する事が出来ます。
<ハラスメントの種類>
・セクシュアルハラスメント・・・労働者の意に反する性的な言動により、支障や不利益が生じること
・パワーハラスメント・・・相手の尊厳や人格を傷つける行為
・カスタマーハラスメント・・・身体的暴力や精神的暴力を行う行為
・モラルハラスメント・・・精神的な攻撃を目的として、叱責を行う行為
介護現場でのハラスメントに関する学習を行うことは、職員の健康と福祉を守り、健全な労働環境の構築に効果があります。また、職員の安心感と適切な対応能力が向上すると、利用者様に対する言動への更なる配慮にも繋がりますので、今後も定期的にハラスメントについて学んでいきたいと思います。
おひさまでは「言葉の発達と食事」について勉強しました。
一見関連がなさそうに思える「言葉」と「食事」は、どちらも口を使い、運動機能の発達が土台となる点で、実は密接に関わっています。言葉の育ちに課題がある子は、食事中にも気になる姿が見られるケースが多く、その多くは「偏食」と「丸のみ」です。
・偏食・・・無理に食べさせる対応は本人にとって苦痛となり、食事を楽しめない
ことで拒食に繋がることもある。子供のわがままではないことを理解する。
・丸のみ・・・口腔機能の遅れや前歯を使って食材を嚙みちぎれない場合に丸のみになりやすい。
姿勢を安定させ、声掛けや絵カードを活用することで咀嚼を意識できるようにする。
偏食や丸のみは健康への影響も考えて対応することが大切です。偏食のある子に対して、わがままと 捉えず、食事そのものを楽しめる雰囲気作りも大切にしていきたいと思います。また、家庭での食生活はどうなのかを知り、ご家族と連携を持ちながら支援していきたいと思います。